2021/05/25



1961

TRIUMPH

TR5AC

 




'61年のみの激レア

北米輸出専用コンペモデル 





輸入車新規登録及び、

諸整備をやらせていただきました。






輸入直後港の倉庫へ引き取りに

車両と初対面のオーナー様











本国のVMCCから発行された証明書付き!!

ちゃんと販売元も

Johnson Motors








タコドライブ付きのタイミングカバー

デスビなのでポイントはありません。







500ccモデルは650ccよりも3年早く

'60年からユニットになってます。


なので、ユニットでもこの'61は別体と同じ

フロントエンドが使われています。





メーターもクロノメトリックです。

ちなみに、本来はコンペモデルなので

タコメーターのみですが、

前オーナーにより街乗り用にスピードメーターに換装してありました。






ユニットにBATES シートを取り付けた際の泣き所、

オイルタンクキャップも当時に移設されております。

このあたり、

コンペモデルでレース仕様のモディファイが施されていると

ホンモノ感がして凄く良いですね!!







職業病でしょうか!?

個人的にはむしろ使われているファスナー類、

ネジなんかが凄くきになります。


トライアンフいじるようになって

まだ20年ちょっとですが、

ネジ類の状態とか使われ方、選び方などで

おおよその車両のコンディション、

前オーナーの向き合い方や技量なんかが

ほんの少し想像できるようになりました。








現状で、50mph(80km/h)出すのが精一杯な状態

シフトも固くニュートラルにも入れるのも難しい状態でしたが、

なんとか70mph弱まではスムーズに加速し、

気持よく街乗り出来るようにはなったと思います。


ACイグニション+デスビ+モノブロックキャブ

なかなか手強い組み合わせでした。









個人的にも思いの強い"TR5"モデル

残念ながら70sになるとモデル名が乱用されてしまいますが....


恐らくこの'61TR5ACが最後の正統TR5シリーズではないかと思います。

激レアすぎてずっと幻だと思っていましたが、

こんな形でその最後のTR5モデル

TR5ACと携わる事ができ

とても有難い想いでいっぱいです。

ありがとうございました!!